髪と頭皮トラブルが増える5月

なぜ5月に髪や頭皮の悩みが増えるの?

5月は気候的には過ごしやすい季節ですが、「紫外線量の増加」「気温と湿度の急上昇」「生活リズムの乱れ」などが重なることで、頭皮環境が大きく変化します。

特に女性の頭皮は男性に比べて皮膚が薄くデリケートなため、ちょっとした刺激でもトラブルが起きやすいのです。

紫外線ダメージによる乾燥と老化

更年期の口臭 歯茎の健康

5月の紫外線量は真夏とほぼ同等。顔には日焼け止めを塗っても、頭皮や髪の紫外線対策は見落としがちです。

● 紫外線がもたらす影響

  • 頭皮の乾燥:皮脂が酸化し、フケやかゆみの原因に

  • 毛母細胞のダメージ:育毛に重要な細胞が紫外線でダメージを受けると、抜け毛や薄毛に

  • 髪のキューティクル破壊:パサつき・ごわつき・枝毛の原因に


💦 湿度と汗による頭皮のベタつき・臭い

汗をかきやすくなるこの季節は、頭皮が蒸れて皮脂が過剰に分泌されます。そこに汗やホコリが混ざることで雑菌が繁殖し、頭皮のニオイや炎症を引き起こします。

● よくある症状

  • 朝シャンしても夕方にはベタつく

  • 頭を掻いたときに爪に皮脂がつく

  • 頭皮がムズムズ、痒くなる

  • 頭皮の臭いが気になる(汗臭+皮脂臭)

春から続く「抜け毛」のピークが5月に来る?

春から初夏にかけて、自然なヘアサイクルの中でも「抜け毛が増える」時期と言われています。これに紫外線やストレス、ホルモンバランスの乱れが加わると、本来以上に抜け毛が目立ってしまうのです。

● 女性に多い「びまん性脱毛症」

  • 髪の全体量がなんとなく少なく感じる

  • 分け目が広がったように見える

  • 髪が細くなり、ボリュームが出にくい

びまん性脱毛症とは?

**びまん性脱毛症(diffuse alopecia)**とは、頭部全体にわたって髪の毛が均一に薄くなっていくタイプの脱毛症です。

  • 「部分的にハゲる」のではなく、「全体的にボリュームが減る」

  • 分け目が広がる、地肌が透けるように見えるのが特徴

  • 女性に非常に多く、40代以降の女性の薄毛の大半がこのタイプ

💡 特徴まとめ:

特徴内容
発症部位頭頂部中心に全体的
進行速度ゆるやか(数か月〜年単位)
自覚症状髪が細くなる・コシがない・抜け毛が増える
男女比女性に圧倒的に多い

主な原因

❶ ホルモンバランスの変化(更年期・出産後)

  • エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が低下すると、髪の成長サイクルが短くなり、細く弱い髪に。

  • 更年期や産後に一気に進行するケースも多い。

❷ 栄養不足・偏った食生活

  • ダイエットや不規則な食事により、髪の材料となるタンパク質・鉄・亜鉛が不足。

❸ ストレス・自律神経の乱れ

  • 慢性的なストレスは血流を悪化させ、毛根への栄養供給を妨げる。

❹ 加齢

  • 年齢とともに毛母細胞の活動が低下し、新しい毛が生えづらくなる。

❺ 間違ったヘアケア・紫外線

  • 強いブラッシングや洗浄力の強すぎるシャンプー、紫外線ダメージも毛根に負担をかける。


びまん性脱毛症の対策と改善法

腸活

びまん性脱毛症は進行がゆるやかなぶん、生活習慣・食事・ケアの積み重ねが改善の鍵を握ります。ここでは、「根本から改善するために必要な7つの視点」を紹介します。

食生活の見直し:髪は“食べたもので”作られる

髪の90%以上はケラチンというタンパク質でできており、日々の食事がダイレクトに影響します。とくに以下の栄養素が不足しやすい傾向があります:

栄養素働き多く含まれる食品
タンパク質髪の主成分肉、魚、大豆、卵
鉄分髪の成長・酸素運搬レバー、小松菜、ひじき
亜鉛毛母細胞の活性化牡蠣、カシューナッツ、納豆
ビタミンB群代謝促進、ストレス耐性豚肉、玄米、アボカド
ビタミンE血行促進、抗酸化アーモンド、アボカド、かぼちゃ

🍽 実践アドバイス

  • 毎食にタンパク質源を1品以上入れる

  • 白米 → 雑穀米・玄米にする

  • 朝食に納豆・卵を取り入れる

  • サプリメントは「鉄+亜鉛+B群」複合型が効果的

頭皮ケア:肌と同じく“保湿と洗浄”が基本

頭皮は顔の肌と一枚皮でつながっており、乾燥・毛穴詰まり・炎症が起きると髪に栄養が届きません。

💆‍♀️ 正しい頭皮ケア習慣

  • アミノ酸系シャンプーを使用(市販の高洗浄力シャンプーはNG)

  • 毎晩、指の腹でやさしくマッサージ洗い

  • 週1回:炭酸クレンジングや頭皮クレイパックで毛穴掃除

  • シャンプー後はタオルドライ→ドライヤーでしっかり乾燥

  • 頭皮用のローション・育毛剤(ミノキシジル含有)を使う場合は清潔な状態で塗布

ホルモンバランスの調整

女性ホルモン(エストロゲン)は髪の成長を助けるホルモンです。加齢やストレスで減少すると、びまん性脱毛症が進行しやすくなります。

🌿 実践法

  • 大豆イソフラボン(豆腐、納豆、豆乳)を食事に取り入れる

  • 睡眠の質を高める(22時~2時は成長ホルモンのゴールデンタイム)

  • PMS・更年期が気になる場合は、婦人科で漢方(加味逍遥散、当帰芍薬散など)を処方してもらう

  • 激しい運動・断食などでホルモンバランスを乱さないよう注意

自律神経を整える

ストレス管理:自律神経を整える

慢性的なストレスは自律神経を乱し、毛細血管が収縮してしまいます。これにより、毛根への血流が不足し、成長期の髪が早く抜ける原因に。

🌱 実践アプローチ

  • 「今日のストレスを今日のうちにリセット」が鉄則

  • 音楽・香り(アロマ)・半身浴・趣味など、自分だけのリラックス法を持つ

  • 朝起きたらすぐに日光を浴びる(セロトニン=幸せホルモンの分泌)

  • スマホ・PCを寝る1時間前にはOFFにする(睡眠の質UP)

医療的サポートを検討する(中度〜重度の場合)

すでに地肌が見える・分け目が明らかに広がってきた場合は、**皮膚科または女性専門の薄毛外来(FAGA外来)**で早めの相談を。

🩺 よく使われる治療法

方法内容保険適用
外用薬ミノキシジル育毛剤(リアップリジェンヌなど)×
内服薬パントガール、スピロノラクトンなど×(自由診療)
メソセラピー成長因子を頭皮に直接注入×
血液検査ホルモン・鉄欠乏・甲状腺チェック○(保険適用)

継続がなにより大切:髪は“すぐには戻らない”

髪は1日に0.3〜0.4mmしか伸びず、ヘアサイクルの回復には数か月以上かかります。

🕰 期待できる回復目安

  • 頭皮のベタつき・かゆみの改善:1〜2週間

  • 抜け毛の減少:1〜3か月

  • 髪のボリューム回復:6か月〜1年

焦らず、でも毎日積み重ねることが大切です。

よくあるQ&A

Q1. びまん性脱毛症は自然に治る?

→ 放置すると進行することが多いため、早期対策が大切。

Q2. 女性の抜け毛はシャンプーのせい?

→ 可能性はあるが、抜け毛は生活全体の見直しが必要。

Q3. 美容院で相談しても大丈夫?

→ 基礎的なアドバイスはもらえるが、正確な診断は皮膚科へ。

まとめ

5月の髪と頭皮は「乾燥×紫外線×皮脂」でフル稼働状態!

5月は、実は「頭皮が最も疲れやすい月」です。顔や体と同じように、頭皮や髪も“季節のストレス”を受けています。ほんの少し意識してケアするだけで、夏に向けて健やかな美髪がキープできますよ。

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