逆流性食道炎

なぜ増えている?逆流性食道炎ってなんだ!

逆流性食道炎とは、胃酸(や胃の内容物)が食道に逆流し、食道粘膜が炎症を起こす病気です。食道粘膜は強い酸性を示す胃酸に耐えられるようにはできていないため、胃酸が逆流するだけで傷ついてしまうのです。
近年、国内の逆流性食道炎患者数は増加傾向にあります。これには、食生活の欧米化、ストレスの蔓延などが影響しているものと考えられます。

私も逆流性食道炎です。
月に半分は食後に嘔吐しているような状況です。
原因はいくつかあるようで、なかなかしぶといんですよね・・・

*食べ過ぎ・早食い

食べ過ぎも早食いも、胃酸の過剰な分泌を招きます。胃酸が多いことで、必然的に逆流が起こりやすくなります。

*肥満・前屈みの姿勢

肥満や前かがみの姿勢は、腹圧を上昇させ、胃酸の逆流が起こりやすくなります。その他、身体を締め付ける服装なども、腹圧の上昇・胃酸の逆流を招く原因となります。

*ストレス

ストレスによって自律神経のバランスが崩れると、胃酸の分泌が過剰になったり、食べ物がないのに胃酸が分泌されたりといった不調を招き、胃酸の逆流につながることがあります。

*高脂肪・高たんぱくな食事

高脂肪・高タンパクの食事は、その消化のために胃酸の過剰な分泌を招きます。食生活の欧米化により、高脂肪・高タンパクの食事が当たり前になっている人は少なくありません。

*加齢

特別なトレーニングをしない限り、加齢に伴い誰でも筋力が低下していきます。食道と胃のあいだにある「下部食道括約筋」も例外ではありません。
下部食道括約筋が緩んでしまうと、胃酸の逆流が起こりやすくなります。

*喫煙

喫煙には、胃酸の分泌を促進する作用、下部食道括約筋を緩める作用があることから、胃酸の逆流の原因になることがあります。また喫煙は唾液の分泌を低下させるため、唾液による食道粘膜を保護する力も低くなり、炎症が起こりやすくなると言われています。

*薬の副作用

カルシウム拮抗剤系の血圧降圧剤、喘息や心臓疾患の薬の一部は、副作用として下部食道括約筋を弛緩させることがあります。

逆流のしくみ

逆流性食道炎

原因として大きく3つに分類できます。

⑴食道と胃の締まりが悪くなった。

⑵胃に圧がかかる。

⑶胃酸多く出る。


①一番大きな原因として、食道裂孔ヘルニアというものがあります。
これは胃の一部が横隔膜の穴を通って食道側にはみ出してしまうものです。これは解剖学的に体質のようなもので、手術以外には治りません。
他にも加齢や血圧を下げる薬の副作用で、筋肉の締りが悪くなることがあります。②お腹に圧がかかりやすくなると、食道への逆流が起こりやすくなります。
その原因としては、暴飲暴食や、肥満でお腹が押されたり、お腹に力を入れたり、前かがみの姿勢などがあります。
また便秘でも腸から胃へ圧力がかかります。③アルコール、高タンパク食、高脂肪食、コーヒーなどは胃酸分泌を亢進すると言われています。
空腹時には避けた方がよいでしょう。コーヒーは飲むなら食後に飲みましょう。
近年はピロリ菌に感染する割合が減り、胃が健康=胃酸分泌が多い人が多く、逆流性食道炎の患者さんは増えています。
またピロリ菌治療後に胃酸分泌が促進され、逆流性食道炎にかかることもあります。

なぜ急増しているのか

老ける

胃がんのリスクを下げるためにピロリ菌を積極的に除菌していったことにより、日本人のピロリ菌の感染率は激減し、胃酸の分泌量は正常レベル近くまで戻ってきました。

 加えて、食生活の欧米化(高脂肪食)や過食によって、胃酸が非常に活発に分泌される状況になりました。その帰結として、逆流性食道炎が急増してしまったのです。

 逆流性食道炎の症状としては、酸っぱい胃液が上がってくる感じ、胸やけ、胸痛、ゲップ、食欲低下などが挙げられます。また、就寝時に病状が悪化しやすいため、胸焼けによって覚醒してしまうなどの睡眠障害を起こすことがあります。

10年くらい前の報告で「逆流性食道炎の罹患率は人口の20%以上」と推定されていましたが、現在の私の実感としては、内視鏡所見などを厳密にとると受診者の30~40%が逆流性食道炎と診断されるのではないでしょうか。それくらい、逆流性食道炎は、高血圧や花粉症と並んで新たな国民病といっても過言ではないのです。

お薬と生活習慣で改善

生理中ダイエット

薬物療法で使用する薬には胃酸の分泌を抑えるもの、食道の粘膜を保護するもの、胃酸を中和するもの、食道の動きを良くするものなどがあります。
無理せず症状がでたらお医者さんへ相談にいきましょう。

症状に適した薬を数日間服用すると、ほとんどの患者が胸焼けなどの自覚症状がなくなるという結果が出ています。

しかし、これは潰瘍、びらんなど食道の粘膜の炎症まで完治したわけではありません。自覚症状がなくなったからといって、薬の服用をやめると病気が治りにくく、また再発する可能性が高くなります。必ず医師や薬剤師の指示に従って薬を飲み続けることが必要です。

生活習慣の改善は日常生活と食生活の見直しに気を配りましょう。

日常生活では、胃や腹部を圧迫するような姿勢や、胃酸が逆流しやすい姿勢を取らないように心がけます。

食生活では、食事時間を規則正しくし、ゆっくりと時間をかけて食べましょう。過食や水分の摂り過ぎは腹圧を高くします。食べ物は消化が良く、ビタミンやタンパク質を多く含むものがおすすめです。反対に、脂肪を多く含んだもの、甘いもの、香辛料などは胃酸の分泌を促進させるため、できるだけ控えるようにしましょう。炭酸飲料は胃の中で炭酸ガスを発生して、胃を膨らますので要注意。アルコールは下部食道括約部を緩め、たばこは胃酸を中和させる唾液(だえき)を減らします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA